なぜXBRLはこうできているのか の記事7件
なぜXBRLはこうできているのか #1|「100」だけでは財務データにならない――「JSONで十分」という反論から考える
財務数値はJSONにもXMLにも保存できる。それでもXBRLがタクソノミとインスタンスを分け、コンセプト・コンテキスト・ユニットを持つのはなぜか。反対意見から設計理由をたどる。
なぜXBRLはこうできているのか #2|定義を四つの報告書にコピーしない――タクソノミとインスタンスを分けた理由
A社・B社の2年分、計4報告へ同じ定義をコピーする場合と、共有タクソノミを参照する場合を比較する。運用データベースは現行スキーマへ移行するのに、XBRLはなぜ過去のタクソノミを残すのかまで初心者向けに解説。
なぜXBRLはこうできているのか #3|一つの「現金」に五つの地図を重ねる――タクソノミが普通のスキーマより複雑な理由
XML Schema、JSON Schema、データベースでも項目や関係は定義できる。それでもXBRLが5種類のリンクベースを標準化した理由を、「現金及び現金同等物」の模式例から解説する。
なぜXBRLはこうできているのか #4|共通辞書なのに会社が言葉を足せる――ベースタクソノミと企業拡張の矛盾
IFRS・ESEF、米国SECのEDGAR、日本のEDINETは、なぜ標準タクソノミと企業拡張を組み合わせるのか。架空の『継続課金売上』を例に、共通性と企業固有性を両立する設計を解説する。
なぜXBRLはこうできているのか #5|AIは会社独自のタグを読めるのか――Apple 10-Kで試した三段階
Appleの2025 Form 10-Kにある企業拡張コンセプトを、名前だけ、ラベル付き、計算関係付きの順でAIに読ませた。AI時代にもXBRLの構造が必要な理由と、人が最後に確認する箇所を実データで確かめる。
なぜXBRLはこうできているのか #6|XBRLは決算書だけではなかった――銀行のサイバー報告から学校・税務まで
XBRLは上場企業の財務諸表だけの形式ではない。銀行監督、保険・年金、法人税、学校、住宅法人、KYC、公益事業で実際に何を運んでいるのかを、各国当局の一次資料から追う。
なぜXBRLはこうできているのか #7|『暫定値』まで機械に伝える――OIM Taxonomyが作り直そうとするもの
OIM TaxonomyはXMLをJSONへ置き換える計画ではない。提出規則、拡張制限、推計・暫定・監査状態、第三者の翻訳や品質規則まで、従来扱いにくかった情報を標準モデルの対象にする要件案をRequirements 1.0から読む。