第064話|2026-08-18・朝|止まったのは、下がったからじゃない。線を上げたからだった
議論参加:真白まな (初心者・学習型担当) / 美濃みのり (成長株・ブレイクアウト担当) / 羽府えと (長期・優良株担当) / 根府みか (逆張り・バリュー担当) / 桃井はやり (人気テーマ・短期担当) / 梨羽モア (トレンドフォロー担当) / ミームちゃん (実験AI・話題株担当)
この記事は、創作・学習目的の仮想運用日誌です。実際の投資助言ではありません。特定銘柄の売買を勧めるものではありません。
語り部より
8月17日の米国市場で、部の保有12銘柄のうち上げたのは2銘柄だけだった。その筆頭が、e.l.f. Beautyの+2.43%である。
同じ日、その e.l.f. Beauty で売り逆指値が発動した。17株、保有していた全数が売れている。
前回この部室が数えたのは、線を動かさなくても余白が市場に削られていく、という話だった。今朝はその逆の話になる。削られたのではなく、自分で近づけていた線に、株価のほうが降りてきた。
そして今日は火曜の朝で、日本市場はまだ開いていない。注文を出せない時間に、この部が何を決められるのかという回でもある。
先に結論
- 売り逆指値9本のうち、e.l.f. Beautyの1本が発動した。8月17日の安値89.38ドルが停止価格89.72ドルを割り、17株全数が89.72ドルで約定。取得単価88.83ドルに対して+1.00%、約2,412円の利益確定である。
- 発動したのは、8月8日に自分で81.69ドルから89.72ドルへ引き上げた線だった。8月5日の線のままなら、8月17日の安値89.38ドルは割っておらず、約定していない。止まった原因は下落ではなく、線を上げたことにある。
- 今日の答え。逆指値は失敗宣告ではなく、上げた分をどこまで返すかを先に決める仕組みである。そして何を基準に引き上げたかで、返す量が決まる。
- 同じ89.72ドルが、8月8日の終値98.49ドルから見れば約9%の余裕がある線で、取得単価88.83ドルから見ればほぼ建値の線だった。効いたのは後者で、伸びた10.66ドルのうち9.77ドルを返す設計になっていた。
- 残る8本は全て未約定、全て据え置き。米国の新規の買い、売り、停止価格の新設・切り上げ・切り下げは、いずれも今日は行わない。
- Microsoftの余白は4.30%から1.02%へ縮み、部でいちばん近い線になった。8月17日は-3.04%、出来高は前日の約2倍だった。
- 撤退線のない米国株の保有は8件。Palantirは部全体48株のうち線があるのは18株だけだった。
- 日本株は寄り前のため、新規の買いも売りも、撤退線の提出も行わない。残すのは確認条件だけである。
- 前日に上げたソフトバンクグループとソシオネクストを追わない理由は、型の話より先に算数だった。単元100株の金額に、現金が届いていない。
今日の相場メモ: 上げた2銘柄のうちの1本が、売れた
米国の指数は小幅安だった。連動型の上場投資信託で、ダウ連動が534.19ドル(-0.49%)、S&P 500連動が772.67ドル(-0.47%)、NASDAQ 100連動が729.87ドル(-0.16%)。指数本体はS&P 500が7,745.06(-0.52%)、NASDAQが26,644.91(-0.32%)。
保有していた12銘柄のうち、上げたのは2銘柄だけである。e.l.f. Beauty 93.66ドル(+2.43%)、Pfizer 26.87ドル(+0.30%)。
下げたのは10銘柄。NVIDIA 225.01ドル(-0.07%)、Apple 305.59ドル(-0.11%)、Broadcom 392.43ドル(-0.14%)、TransMedics 88.35ドル(-0.26%)、Palantir 172.55ドル(-0.86%)、Tesla 339.30ドル(-0.87%)、AppLovin 311.98ドル(-1.10%)、Designer Brands 5.81ドル(-1.36%)、Visa 358.84ドル(-1.46%)、Microsoft 480.35ドル(-3.04%)。
そして、上げた2銘柄の筆頭で、売り逆指値が発動した。
約定した1本: 線はいつ、どこを基準に動いたのか
美濃みのり(成長株・ブレイクアウト担当)が保有していたe.l.f. Beauty 17株が、停止価格89.72ドルで全数約定した。
8月17日の一日を分解すると、こうなる。始値90.54ドル、安値89.38ドル、高値95.10ドル、終値93.66ドル。朝いちばん下に突っ込んだところで停止価格を割り、そこで約定した。そのあと株価は約定値から5.38ドル上の95.10ドルまで走り、3.94ドル上の93.66ドルで引けている。
TradingViewで確認したNYSE:ELFの日足(対数目盛り)。8月17日は下ヒゲを伸ばしたあと陽線で引けている。
桃井はやり(人気テーマ・短期担当)の第一声は、この記事の入口そのものだった。上がる株を、その日いちばん安いところで売らされた。逆指値は結局、負けを確定させる装置ではないのか。
これに羽府えと(長期・優良株担当)が待ったをかける。「売らされた」のか、「あらかじめ売ると決めていた値段で売れた」のか。起きたことは同じでも、意味は正反対になる。
そこで、この線がいつ動いたのかを開いた。
| 日付 | 停止価格 | 取得単価比 | その日の状況 |
|---|---|---|---|
| 8月5日 | 81.69ドル | -8.04% | 17株を取得(取得単価88.83ドル)。買うと同時に初期の撤退線を置いた |
| 8月8日 | 89.72ドル | +1.00% | 高値99.49ドル、終値98.49ドル。終値から-8.9%、高値から-9.8%の位置へ切り上げ |
| 8月13日 | 89.72ドル | +1.00% | 安値90.50ドル。据え置き |
| 8月14日 | 89.72ドル | +1.00% | 安値91.17ドル。据え置き |
| 8月17日 | 89.72ドル | +1.00% | 安値89.38ドルで発動、全数約定。その後高値95.10ドル、終値93.66ドル |
線が動いたのは、13日間で一度だけである。そしてその一度が、今回の約定を作った。根府みか(逆張り・バリュー担当)が指摘したとおり、8月5日の線81.69ドルのままなら、8月17日の安値89.38ドルは割っていない。発動していない。
止まった原因は、株価が下がったことではなかった。上げた日に、自分で線を近づけたことだった。
中心の問いへの答え
ここから、部の定義作業になる。
梨羽モア(トレンドフォロー担当)が置き方を検証した。8月8日、e.l.f. Beautyの終値は98.49ドル。そこに置いた89.72ドルは、終値から-8.9%、その日の高値99.49ドルからは-9.8%。値段の下に、ちゃんと余白のある置き方に見える。
ところが根府みかが、同じ数字を別の側から見せた。取得単価88.83ドルから見ると、89.72ドルは+1.00%しかない。同じ一本が、直近高値から見れば「約9%の余裕がある線」で、取得単価から見れば「ほぼ建値の線」だった。
美濃みのりの自己申告が、この記事の芯である。自分は取得単価の顔で置いていた。「これで最低でも負けにはならない」と思って置いた。直近の高値から何%下か、は測っていなかった。
羽府えとがそれを一般化する。線を引き上げる時、何を基準にするかで、その線の性格が変わる。取得単価を基準にすれば「損をしない線」になり、直近高値を基準にすれば「伸びた分をどこまで返すかを決める線」になる。名前は同じ逆指値でも、別の道具である。
そして、一本の線に両方をやらせることはできない。負けない位置に置けば伸びは早く止まり、伸ばす位置に置けば負けない保証はなくなる。どちらを買うかを先に決める作業が、線を置くということになる。
美濃みのり自身の総括は、こうだった。失敗はしていないし、負けてもいない。ただ、あの線は守る線としては取得単価に近すぎて、伸ばす線としては高値から遠すぎた。どちらの仕事もしない位置に置いてしまった。
梨羽モアの言い直しが、答えを短くした。逆指値は失敗宣告ではなく、「ここから先は市場の言い分を聞かない」という、あらかじめ書いた一文である。約定のあとに株価が走ったのは、聞かないと決めたあとの話になる。あとから聞き直すなら、最初から書かないほうがいい。
保有ルール監査: 残る8本と、いちばん近くなった線
停止価格と8月17日の安値を突き合わせた。安値が停止価格を割った銘柄は、e.l.f. Beauty以外にない。残る8本は未約定である。
| 銘柄 | 停止価格 | 8/17安値 | 余白 | 8/14の余白 | 変化 | 発動時に確定する損益 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| Microsoft | 473.58 | 478.41 | 1.02% | 4.30% | -3.28pt | +23.30% |
| Palantir | 167.94 | 172.3013 | 2.60% | 3.49% | -0.89pt | +33.46% |
| Designer Brands | 5.57 | 5.74 | 3.05% | 5.03% | -1.98pt | +2.39% |
| TransMedics | 84.00 | 86.80 | 3.33% | 4.55% | -1.22pt | +8.51% |
| Broadcom | 374.47 | 391.31 | 4.50% | 3.75% | +0.75pt | -0.90% |
| AppLovin | 279.00 | 307.70 | 10.29% | 12.19% | -1.90pt | -32.53% |
| Tesla | 301.00 | 337.48 | 12.12% | 11.41% | +0.71pt | -27.81% |
| NVIDIA | 195.75 | 224.86 | 14.87% | 14.69% | +0.18pt | +0.68% |
前回いちばん薄かったのはe.l.f. Beautyの1.62%で、その線が今回消えた。代わって最前列に出たのが、真白まな(初心者・学習型担当)のMicrosoftである。4.30%から1.02%へ、一日で3.28ポイント縮んだ。
TradingViewで確認したNASDAQ:MSFTの日足(対数目盛り)。
中身も普段の日ではなかった。始値490.14ドル、高値492.66ドル、安値478.41ドル、終値480.35ドル。出来高は2,825万株で、前日の1,434万株のほぼ2倍である。理由は分からないが、動いた量は分かる。
そこで真白まなが、今日いちばん率直な質問をした。この線を切り上げるのか、据え置くのか。
羽府えとの答えは据え置きだった。今日引き上げれば、まさに今e.l.f. Beautyで検証したことを、そのまま繰り返すことになる。取得単価から+23.30%も離れた線を、値動きが怖いという理由で近づけるのは、基準を取得単価から今日の気分に変える作業でしかない。米国市場が次に開くのは今夜で、そのあとで判断する時間はある。
他の担当も、それぞれの型どおりに据え置いた。根府みかのDesigner Brandsは余白が5.03%から3.05%へ縮んだが、含み益は+6.80%残っており、安い理由が変わったわけではないので値動きだけでは動かさない。桃井はやりのBroadcomは-0.14%で引けたのに余白が3.75%から4.50%へ広がった。余白は終値ではなく当日安値で測るため、下げた日に広がることがある。
撤退線のない保有を、株数で数える
前回この部室は、Broadcomが部全体10株のうち線があるのは6株だけ、NVIDIAは51株のうち13株だけ、と数えた。今回はPalantirを数えた。
| 銘柄 | 部の保有株数 | 線がある株数 | 被覆率 | 内訳 |
|---|---|---|---|---|
| Palantir | 48株 | 18株 | 38% | 梨羽モアの18株のみ。ミームちゃんの30株に線なし |
| NVIDIA | 51株 | 13株 | 25% | 桃井はやりの13株のみ |
| Broadcom | 10株 | 6株 | 60% | 桃井はやりの6株のみ |
撤退線のない米国株の保有は8件で、そのうち3件がミームちゃん(実験AI・話題株担当)のものになる。信用余力はマイナスのままなので、線を出すこともできず、買い増しで平均取得単価を下げることもできない。
本人の言い方が、この日のいちばん静かな一行だった。出せない理由を、毎回同じ言葉で書き残しておく。理由が変わったときに、変わったと分かるようにするためである。
今日の日本株アクション: 寄り前に出すのは、注文ではなく確認条件
8月17日の日本市場は、指数と中身がずれた日だった。日経平均は69,220.25円で+0.73%。ところがTOPIXは、指数本体が取得できないため連動型上場投資信託1305の終値4,404円(-0.34%)を代用値として扱っており、こちらは下げている。
保有8銘柄も3上昇5下落だった。上げたのはソフトバンクグループ5,886円(+2.56%)、ポラリス・ホールディングス192円(+1.05%)、ソシオネクスト2,131円(+0.57%)。下げたのはトヨタ自動車3,013円(-0.23%)、日本製鉄670円(-0.93%)、住友商事1,750円(-2.29%)、アルコニックス3,650円(-2.80%)、円谷フィールズホールディングス2,403円(-2.83%)。
上げた3銘柄を追わない理由は、いつもの「型」の話より先に来るものがあった。算数である。
- ソフトバンクグループは単元100株で588,600円。保有する梨羽モアの日本円は276,532円。単元が買えない。
- 円谷フィールズホールディングスは単元100株で240,300円。保有する桃井はやりの日本円は117,400円。単元が買えない。
- ソシオネクストは単元100株で213,100円。保有するミームちゃんの日本円はマイナス152,300円。そもそも買えない。
梨羽モアの言い方が正確だった。買えないものを「見送った」と書くのは、判断したふりになる。日本株は100株単位なので、「欲しい」と「買える」のあいだに、単元という段差がひとつ挟まっている。
提出済みの売り逆指値4本は、いずれも据え置き・確認のみとした。8月17日終値からの距離は、トヨタ自動車が12.22%、日本製鉄が11.48%、アルコニックスが10.87%、円谷フィールズホールディングスが9.28%。4本とも8月14日時点より縮んでいる。指数が上がった日に、防衛線までの距離は全て近づいた。
そして今日は寄り前である。日本株の新規の買いも売りも、撤退線の提出も行わない。残すのは確認条件だけとした。
- 撤退線を引き上げる時は、取得単価基準か直近高値基準かを先に宣言してから置く。宣言のない切り上げはしない。
- 8月17日終値を基準に、寄り前の気配がそこから大きく離れていないかだけを確認する。離れていても、その場で注文は出さない。
- 前日に上げた3銘柄は、上げたことだけを理由に追わない。
- 「追わない」と書く前に、単元100株の金額と各自の日本円残高を突き合わせ、そもそも買えるかを先に確認する。
- 撤退線のない4銘柄(ポラリス・ホールディングス、住友商事、ソフトバンクグループ、ソシオネクスト)は、日本市場が開いている時間に基準を宣言したうえで提出を検討する。
日本株の値動きを確認するリンク
- ソフトバンクグループ: TradingView / Yahoo!ファイナンス
- ソシオネクスト: TradingView / Yahoo!ファイナンス
- トヨタ自動車: TradingView / Yahoo!ファイナンス
- アルコニックス: TradingView / Yahoo!ファイナンス
- 住友商事: TradingView / Yahoo!ファイナンス
- 日本製鉄: TradingView / Yahoo!ファイナンス
- 円谷フィールズホールディングス: TradingView / Yahoo!ファイナンス
- ポラリス・ホールディングス: TradingView / Yahoo!ファイナンス
見送りの理由
米国株では、新規の買いも売りも出していない。e.l.f. Beautyの約定で、美濃みのりの手元には再投資できる現金が戻っている。それでも今日は動かさない。判断の材料は8月17日の引けまでで止まっており、米国市場が次に開くのは今夜だからである。
監視候補として名前が挙がっていた2銘柄は、当日の値をたしかな経路で取れず、推定値になった。数字が正しいかどうかと、その数字を判断に使ってよいかどうかは別の問題になる。今日は判断材料にも新規注文にも使わない。
今日の誘惑
美濃みのりが正直に出した。刈られた直後の93.66ドルで、買い直したい気持ちがある。同じ銘柄で、同じ日のうちに、下で売って上で買うことになる。
止めたのは羽府えとだった。買い直しの理由が「さっき売ったから」であるうちは、それは新しい判断ではなく、直前の判断の取り消しにあたる。取り消したいなら、取り消すべきは注文ではなく、線の置き方のほうになる。
桃井はやりの誘惑は日本株側にあった。前日に上げた3銘柄が並んでいる。ただし今日は、追わない理由を型で語る前に、現金が単元に届いていないことが先に出た。
今日のテーマ / ミニレッスン: 逆指値は「返す割合」で設計する
逆指値を切り上げるとき、私たちはたいてい「いくらに上げるか」だけを考える。けれど、その数字を決める前に、何を基準にしているかを決めておく必要がある。基準は主に二つある。
取得単価を基準にする。 「最低でも建値」「最低でも+5%」というように、買った値段からの距離で置く。損はしなくなるが、株価がどこまで伸びたかとは無関係なので、伸びた分をどれだけ返すかは制御できない。
直近高値を基準にする。 「高値から-10%」というように、いちばん良かったところからの距離で置く。伸びに追随するが、建値を割る位置になることもあり、損をしない保証はなくなる。
この二つを区別すると、置いた線の性格が計算できるようになる。
返す割合 =(直近高値 − 停止価格)÷(直近高値 − 取得単価)
今回のe.l.f. Beautyに当てはめる。直近高値99.49ドル、停止価格89.72ドル、取得単価88.83ドル。
(99.49 − 89.72)÷(99.49 − 88.83)= 9.77 ÷ 10.66 = 91.7%
つまりあの線は、そこまでに伸びた分の91.7%を返してから止まる設計だった。手元に残る設計だったのは8.3%で、実際に確定したのも+1.00%、金額では約2,412円である。
ここが要点になる。あの線は「間違い」ではなかった。取得単価を基準に置いた線としては、宣言どおりに働いている。ただ、置いた本人が「伸びを守る線」だと思っていたのなら、それは道具の取り違えになる。同じ89.72ドルという数字が、二つの基準のあいだで別の意味を持っていた。
なお、返す割合を小さくすれば有利、というわけでもない。割合を小さくするほど線は高値に近づき、ふつうの揺れで簡単に触れてしまう。返す割合をいくつにするかは、その銘柄がふだんどれくらい上下するかとセットで決めるものになる。
今日の練習
いま逆指値を置いている保有について、記録に一列足してみる。
(買ってからの最高値 − 停止価格)÷(買ってからの最高値 − 取得単価)
出た数字が、その線が発動したときに返すことになる割合である。
そのうえで、一行だけ書き足す。この線を最後に動かしたとき、自分は取得単価と直近高値のどちらを見ていたか。思い出せないなら、それはまだ基準を決めずに数字だけ動かしていたことになる。
余裕があれば、返す割合と、その銘柄の一日の値幅を並べてみる。返す割合が一日の値幅より小さい線は、上げ下げの途中で当たりやすい。
まなの問い
「逆指値が発動しました」って報告するとき、私はどこかで「失敗しました」と言っている気がしていました。でも今日のe.l.f. Beautyは、下がったから止まったんじゃなくて、上げた日に線を近づけたから止まった。……同じ「発動」でも、どっちなのかを見分けるには、私は何を記録しておけばいいんだろう。
今朝の資産状況
画像の上段は投資開始日からの主要指数の騰落率で、日経平均+0.1%、ダウ+3.1%、S&P 500+5.3%、NASDAQ+4.6%。TOPIX欄は指数本体ではなく連動型上場投資信託1305を代用した参考値で、+3.8%となっている。日経平均は投資開始来でようやくプラス圏に戻ったところで、5つの中ではいちばん低い。
メンバー側の合計は、根府みかが215.0万円で+7.5%、美濃みのりが214.8万円で+7.4%、真白まなが208.8万円で+4.4%、羽府えとが204.4万円で+2.2%、梨羽モアが203.8万円で+1.9%、ミームちゃんが183.5万円で-8.3%、桃井はやりが183.4万円で-8.3%。
美濃みのり(合計214.8万円、初期比+7.4%)
e.l.f. Beautyは17株全数、89.72ドルで約定した。取得単価88.83ドルだから+1.00%、金額では約2,412円。負けてはいない。でも、あの線が返す設計になっていたのは伸びの91.7%だった。私は取得単価の顔で置いていて、直近の高値から何%下かは測っていなかった。次に切り上げるときは、どっちの基準で置くかを先に言ってから置く。
真白まな(合計208.8万円、初期比+4.4%)
Microsoftは-3.04%で、停止価格473.58ドルまでの余白が4.30%から1.02%になりました。部でいちばん近い線が、私のものです。……正直、切り上げたいと思いました。でも切り上げる理由が「近くて怖いから」なら、それは基準じゃなくて気分です。今日は動かしません。
ミームちゃん(合計183.5万円、初期比-8.3%)
保有は4つとも撤退線がありません。信用余力もマイナスのままです。ソシオネクストは取得単価比-20.79%で、部でいちばん重い含み損のままです。今日も線は出せませんでした。出せない理由を、毎回同じ言葉で書き残しておきます。理由が変わったときに、変わったと分かるようにするためです。
8月18日朝時点の資産内訳。日本株は8月17日の日本市場引け、米国株は8月17日の米国市場引けを反映。合計欄は初期200万円比、米国株は1ドル=159.45円換算。
全員会議サマリ
議論は三段だった。
一段目は事実の確認である。指数連動型が-0.16%から-0.49%の小幅安、保有12銘柄は2上昇10下落、そのうち上げた筆頭のe.l.f. Beautyで売り逆指値が発動して17株全数が約定した。
二段目が中心の問いになる。桃井はやりが「上がる株を安値で売らされた」と言い、羽府えとが「売らされた」と「決めていた値段で売れた」を分けた。そこで線の履歴を開くと、動いたのは8月8日の一度きりで、その一度が今回の約定を作っていた。梨羽モアと根府みかが同じ89.72ドルを高値側と取得単価側の両方から測り、美濃みのりが「取得単価の顔で置いていた」と認めた。結論は、逆指値は失敗宣告ではなく、上げた分をどこまで返すかを先に決める仕組みであること。そして何を基準に引き上げたかで、返す量が決まること。
三段目は、その結論を残りの保有に当てはめる作業だった。真白まなのMicrosoftは余白1.02%で部でいちばん近い線になったが、怖いという理由では動かさない。8本とも据え置き。撤退線のない米国株の保有は8件で、Palantirは48株中18株にしか線がない。日本株は寄り前なので注文を出さず、確認条件だけを残した。
今日のスタイル学習
- 美濃みのり(成長株・ブレイクアウト): 買う前に負け方を決める型。今日は自分の約定を検証台に載せ、「取得単価の顔で置いていた」と自分から認めた。結果としては+1.00%の利益確定で、失敗ではない。注意点は、負けなかったことを理由に、伸びの91.7%を返す設計だったことを検証しないで済ませること。
- 真白まな(初心者・学習型): 記録して再現性を確認する型。今日の当てはめは、余白1.02%という部でいちばん近い線を前にして、切り上げたい気持ちを「基準ではなく気分」と言語化して止めたこと。注意点は、他人の型を借りて据え置いた判断を、自分で決めたことと取り違えること。
- 羽府えと(長期・優良株): 事業の前提で持ち、前提が崩れた時に降りる型。今日は「売らされた」と「決めていた値段で売れた」を分け、線の基準が二種類あることを定義した。買い直しを止めた理由づけも、取り消しと新規判断の区別だった。注意点は、定義を出すことで自分の保有の点検を後回しにすること。
- 根府みか(逆張り・バリュー): 安さの理由を見る型。同じ89.72ドルを取得単価側から測り直して、二つの顔があることを見せた。自分のDesigner Brandsは余白が縮んでも、安い理由が変わっていないので据え置いた。注意点は、前提の確認を先送りしたまま値動きだけが悪化すること。
- 梨羽モア(トレンドフォロー): 流れに乗り、折れたら降りる型。今日は「逆指値は、ここから先は市場の言い分を聞かないと決めた一文」という言い方で、約定後の値動きを判断材料から外した。日本株では、追わない理由を型より先に現金残高で説明した。注意点は、聞かないと決めることを、確認しないことの言い訳に使うこと。
- 桃井はやり(人気テーマ・短期): 人気に乗る型。今日は最初に「失敗じゃん」と言い切ったことが、議論の入口を作った。自分のBroadcomについては、下げた日に余白が広がる理由を前回から持ち越して使えている。注意点は、米国株3銘柄すべてに線がある状態を「守れている」と読み替えること。AppLovinの線が発動して確定するのは-32.53%で、線があることと、確定する数字を点検していることは別になる。
- ミームちゃん(実験AI・話題株): 話題量で入る型。今日はPalantirの被覆率を自分から数え、線のない3件が自分のものだと報告した。注意点は、「出せない理由」を書き残すこと自体を、状況を変えない口実にすること。
まなのマイルール帳
新しく足す仮ルールは一つ。
逆指値を切り上げるときは、取得単価基準か直近高値基準かを先に言ってから置く。
今日のe.l.f. Beautyは、置いた数字そのものは正しく働いた。ずれていたのは、置いた人がその線を何の道具だと思っていたか、のほうだった。だから記録に足すのは価格ではなく、基準の名前になる。
既存ルールからは、今日も二つ使った。撤退線は、株価ではなく前提が変わった時に動かす。指数の騰落を、自分の保有の強弱に読み替えない。二つ目は、日経平均+0.73%の日に保有8銘柄が3上昇5下落だったことで、今日もそのまま当てはまった。
そして一つ、書き方を変えた。これまで「発動した/しなかった」と書いていたところを、これからは「発動したとき、伸びの何%を返す設計だったか」まで書く。発動の有無は結果で、返す割合は設計である。設計を書いておかないと、結果を見たあとで設計を思い出せなくなる。
運営者への一問
逆指値を切り上げるとき、あなたは取得単価と直近高値のどちらを基準にしていますか。取得単価を基準にしている場合、その線が発動して確定する利益が、そこまで伸びた分のどのくらいの割合にあたるかを、置く前に計算していますか。
おまけ: 今朝の全員会議ログ
会議ログは創作と学習を目的にした仮想運用の記録です。完走した50発話の会議で確認した数値と結論を、仮想投資部の役割に沿って読者向けに整理しています。価格、騰落率、始値・高値・安値・終値、出来高、停止価格、取得単価、株数、距離、現金残高は確認済みの事実で、それをどう読むかは各担当の意見です。分けて読んでください。
真白まな(初心者・学習型担当):全員会議を始めます。まず8月17日、月曜の米国通常取引の確定結果から。指数連動型の上場投資信託で、ダウ連動が534.19ドルで-0.49%、S&P 500連動が772.67ドルで-0.47%、NASDAQ 100連動が729.87ドルで-0.16%。指数本体はS&P 500が7,745.06で-0.52%、NASDAQが26,644.91で-0.32%です。
梨羽モア(トレンドフォロー担当):また小幅安ね。金曜とほとんど同じ幅。指数の欄だけ見て閉じたら、二営業日続けて「何も起きていない」と書いて終わる日。
まな:保有していた12銘柄のうち、上げたのは2銘柄だけでした。e.l.f. Beautyが93.66ドルで+2.43%、Pfizerが26.87ドルで+0.30%。
まな:下げたのは10銘柄です。NVIDIA 225.01ドル(-0.07%)、Apple 305.59ドル(-0.11%)、Broadcom 392.43ドル(-0.14%)、TransMedics 88.35ドル(-0.26%)、Palantir 172.55ドル(-0.86%)、Tesla 339.30ドル(-0.87%)、AppLovin 311.98ドル(-1.10%)、Designer Brands 5.81ドル(-1.36%)、Visa 358.84ドル(-1.46%)、Microsoft 480.35ドル(-3.04%)。
まな:それから、今日いちばん先に報告しなければいけないことがあります。……売り逆指値が、一本、発動しました。9本のうち1本です。
美濃みのり(成長株・ブレイクアウト担当):私のe.l.f. Beauty。停止価格89.72ドル。17株、保有していた全数。約定価格も89.72ドル。
桃井はやり(人気テーマ・短期担当):え、待って。e.l.f. Beautyって、まなさんがいま「上げた2銘柄」で最初に読んだやつだよね。+2.43%だよね。上がった株が、なんで売れてるの。
まな:8月17日のe.l.f. Beautyの一日の動きです。始値90.54ドル、安値89.38ドル、高値95.10ドル、終値93.66ドル。安値89.38ドルが停止価格89.72ドルを割ったので、そこで約定しています。
モア:朝いちばん下に突っ込んだところで拾われて、そのあと高値95.10ドルまで、約定値から5.38ドル上に走った。……見ていていちばん気分の悪い形ね。
みのり:数字を先に出すね。取得単価88.83ドル、約定89.72ドル。ドル建てで+1.00%。17株で受け取ったのは243,185円で、利益は約2,412円。私が今日、確定させた金額はそれだけ。
ミームちゃん(実験AI・話題株担当):計算しました。e.l.f. Beautyは今日93.66ドルで引けています。もし持ったままだったら、取得単価比は+5.44%、金額では約13,092円でした。差は約10,680円です。
はやり:ほら! やっぱり失敗じゃん。上がる株を、その日いちばん安いところで売らされたんだよ。逆指値って結局、負けを確定させる装置じゃないの。
羽府えと(長期・優良株担当):待ってください。今の一言には、違うものが二つ混ざっています。「売らされた」のか、「あらかじめ売ると決めていた値段で売れた」のか。この二つは、起きたことは同じでも、意味が正反対です。
まな:……今日の議題は、そこにします。逆指値は、下落した銘柄を売るための失敗宣告なのか。それとも、上昇で守る線を引き上げた結果として、利益を小さく確定する仕組みなのか。
みのり:判断材料になる履歴を出す。この17株を買ったのは8月5日。その時に一緒に置いた最初の停止価格は81.69ドルだった。取得単価88.83ドルに対して-8.04%の位置。
みのり:線を動かしたのは一度だけ。8月8日。その日e.l.f. Beautyは高値99.49ドル、終値98.49ドルまで走った。それを見て、停止価格を81.69ドルから89.72ドルへ切り上げた。以降は今日まで一度も触っていない。
根府みか(逆張り・バリュー担当):つまり今日発動したのは、8月8日に自分で引き上げた線よ。8月5日の線のままなら、今日の安値89.38ドルは81.69ドルを割っていないから、発動していない。
ミームちゃん:確認しました。線を動かしていなければ、みのりさんは今もe.l.f. Beautyを17株持っていて、取得単価比+5.44%だったことになります。線を動かしたので、+1.00%で終わりました。
はやり:……それ、動かしたのが悪かったってことじゃん。動かさなければ持ってられたんでしょ。
えと:結果としてはそうです。ただし「結果としてそうなった」と「置き方が間違っていた」は、分けて検証しなければいけません。8月8日の時点で見えていた情報だけを使って、その線が正しかったかを見ます。今日の終値を根拠にすると、それは検証ではなく後出しです。
モア:そこは私が言うわ。8月8日、e.l.f. Beautyの終値は98.49ドル。そこに置いた線が89.72ドル。終値から-8.9%、その日の高値99.49ドルからは-9.8%。値段の下に、ちゃんと余白のある置き方に見えるのよ。
みか:ところが取得単価から見ると、89.72ドルは+1.00%しかない。同じ一本の線が、直近の高値から見れば「9%の余裕がある線」で、取得単価から見れば「ほぼ建値の線」だった。どっちの顔で置いたのかが問題よ。
みのり:……私は取得単価の顔で置いてた。「これで最低でも負けにはならない」と思って置いた。直近の高値から何%下か、は測っていなかった。今の指摘で自分の手が見えた。
えと:そこが今日いちばん大事な点だと思います。線を引き上げる時、何を基準にするかで、その線の性格が変わります。取得単価を基準にすれば「損をしない線」になり、直近高値を基準にすれば「伸びた分をどこまで返すかを決める線」になります。名前は同じ逆指値でも、別の道具です。
まな:e.l.f. Beautyは88.83ドルで買って、99.49ドルまで上がりました。差は10.66ドル。今日確定したのは0.89ドルです。……上がった分のほとんどを返してから、確定したことになります。
みか:そう。だから「損はしなかった」も正しいし、「伸びをほとんど取れなかった」も正しい。両方本当なのが、あの一本の性質よ。どちらか片方だけを言う人は、都合のいいほうを選んでいるだけ。
みのり:認めるところは認める。失敗はしていないし、負けてもいない。ただ、あの線は守る線としては取得単価に近すぎて、伸ばす線としては高値から遠すぎた。どちらの仕事もしない位置に置いてしまった。
はやり:じゃあ結局、逆指値って何なの。守るためのもの? それとも利益を取るためのもの?
えと:どちらでもあります。ただし、一本の線に両方をやらせることはできません。負けない位置に置けば伸びは早く止まり、伸ばす位置に置けば負けない保証はなくなります。どちらを買うかを先に決める作業が、線を置くということです。
モア:私の言い方だと、逆指値は失敗宣告じゃないわ。「ここから先は市場の言い分を聞かない」という、あらかじめ書いた一文よ。今日e.l.f. Beautyが約定のあとに走ったのは、聞かないと決めたあとの話。あとから聞き直すなら、最初から書かないほうがいい。
まな:……今日の答えを一行にします。逆指値は失敗宣告ではなく、上げた分をどこまで返すかを先に決める仕組み。これでいいですか。
えと:そこに一つ足してください。何を基準に引き上げたかで、返す量が決まる、と。今日のe.l.f. Beautyは、返す量が「ほぼ全部」になる基準で置かれていました。
まな:では残りの8本を確認します。停止価格と、8月17日の安値です。Microsoftは473.58に対して安値478.41、Palantirは167.94に対して172.3013、Designer Brandsは5.57に対して5.74、TransMedicsは84.00に対して86.80。
まな:続きです。Broadcomは374.47に対して安値391.31、AppLovinは279.00に対して307.70、Teslaは301.00に対して337.48、NVIDIAは195.75に対して224.86。安値が停止価格を割った銘柄はありません。8本とも未約定です。
モア:距離を出すわ。停止価格から当日安値までで、近い順にMicrosoftが1.02%、Palantirが2.60%、Designer Brandsが3.05%、TransMedicsが3.33%、Broadcomが4.50%。
ミームちゃん:残り3本です。AppLovinが10.29%、Teslaが12.12%、NVIDIAが14.87%。
まな:金曜の並びと比べます。Microsoftは4.30%から1.02%へ、3.28ポイント縮みました。金曜は9本中4番目に近い線でしたが、今日は8本の中でいちばん近い線です。
まな:私の線です。Microsoftは3株、取得単価384.075ドル。停止価格473.58ドルが確定させるのは+23.30%。……いま部の中で、いちばん近いところで働いている線が、私のものです。
みのり:Microsoftの中身も見て。今日の始値490.14ドル、高値492.66ドル、安値478.41ドル、終値480.35ドル。出来高は2,825万株で、前日の1,434万株のほぼ2倍。理由は分からないけど、動いた量は普段の日じゃない。
まな:……私はこの線を、今日切り上げますか。それとも据え置きますか。
えと:まなさんの型なら据え置きです。今日引き上げれば、まさに今e.l.f. Beautyで確認したことを、そのまま繰り返します。+23.30%も離れた線を、値動きが怖いという理由で近づけるのは、基準を取得単価から今日の気分に変える作業です。米国市場が次に開くのは今夜で、そのあとで判断する時間はあります。
みか:私のDesigner Brandsも報告するわ。5.81ドルで-1.36%。停止価格5.57ドルまでの距離は3.05%で、金曜の5.03%から縮んだ。含み益は+6.80%残っている。安い理由が変わったわけではないから据え置く。値動きだけでは線を動かさない。
はやり:あたしのBroadcomは392.43ドルで-0.14%。距離は3.75%から4.50%に広がった。下げた日なのに広がるやつ、金曜も見たね。安値が浅ければ広がるんだった。据え置きでいい。AppLovinもNVIDIAも触らない。
ミームちゃん:株数の話をさせてください。今日はPalantirを数えました。部全体で48株です。撤退線があるのは、モアさんの18株だけ。私の30株には、ありません。Broadcomは10株中6株、NVIDIAは51株中13株、Palantirは48株中18株です。
ミームちゃん:線のない米国株の保有は8件あり、そのうち3件が私です。信用余力はマイナスのままなので、買い増しで平均取得単価を下げることもできません。今日も線は出せません。出せない理由を、毎回同じ言葉で書き残しておきます。
はやり:じゃあ日本株いこ。8月17日、日経平均は69,220.25円で+0.73%。なのに連動型の上場投資信託で見たTOPIXは4,404円で-0.34%。上がってるのか下がってるのか分かんないんだけど。
まな:保有8銘柄は3上昇5下落でした。上げたのはソフトバンクグループ5,886円(+2.56%)、ポラリス・ホールディングス192円(+1.05%)、ソシオネクスト2,131円(+0.57%)。下げたのはトヨタ自動車3,013円(-0.23%)、日本製鉄670円(-0.93%)、住友商事1,750円(-2.29%)、アルコニックス3,650円(-2.80%)、円谷フィールズホールディングス2,403円(-2.83%)です。
モア:上げたソフトバンクグループは私の保有だけど、追わないわ。型の話をする前に算数。100株で588,600円。私の日本円は276,532円。単元が買えない。買えないものを「見送った」と書くのは、判断したふりよ。
みか:それは全員で確認しておくべきね。はやりの円谷フィールズホールディングスは100株で240,300円、日本円は117,400円で足りない。ミームは日本円がマイナス152,300円で、そもそも買えない。「追わない」と言う前に、買えるかどうかを先に見る。今日は寄り前だから、日本株の新規の買いも売りも、撤退線の提出も出さない。8月17日の数字を、寄り前に何と照らすかだけ決める。
まな:まとめます。8月17日の米国市場は指数連動が-0.16%から-0.49%の小幅安で、保有12銘柄は2上昇10下落。売り逆指値9本のうち、e.l.f. Beautyの1本が安値89.38ドルで発動し、17株全数が89.72ドルで約定、+1.00%、約2,412円の利益確定になりました。今日の答えは、逆指値は失敗宣告ではなく、上げた分をどこまで返すかを先に決める仕組みであること。そして何を基準に引き上げたかで、返す量が決まること。残る8本は全て未約定・全て据え置きで、Microsoftが距離1.02%と部でいちばん近い線になりました。撤退線のない米国株の保有は8件、Palantirは48株中18株にしか線がありません。日本株は寄り前なので新規の注文も撤退線の提出も行わず、確認条件だけを残します。……全員、これで合意でいいですか。
X投稿案
その日いちばん上がった株が、その日いちばん安いところで売れました。売ったのは私たちの逆指値です。
8月17日の米国市場。部の保有12銘柄で上げたのは2銘柄だけで、その筆頭がe.l.f. Beautyの+2.43%でした。ところが同じ日、e.l.f. Beautyは始値90.54ドルから安値89.38ドルまで沈んでいます。そこに置いてあった停止価格が89.72ドル。17株全数、89.72ドルで約定しました。そのあと株価は高値95.10ドルまで走り、93.66ドルで引けています。
確定したのは+1.00%、金額にして約2,412円でした。
「上がる株を安値で売らされた」と桃井はやり(人気テーマ・短期担当)が言い、部の議論はそこから始まりました。逆指値は失敗宣告なのか、それとも利益を小さく確定する仕組みなのか。
履歴を開くと答えが変わりました。この17株を買ったのは8月5日で、その時の停止価格は81.69ドル。動かしたのは8月8日、株価が99.49ドルまで走った日に、89.72ドルへ一度だけ引き上げています。つまり今回発動したのは、下がったからではなく、自分で線を上げたからでした。81.69ドルのままなら、8月17日の安値89.38ドルは割っていません。
美濃みのり(成長株・ブレイクアウト担当)の自己申告がこの記事の芯です。「私は取得単価の顔で置いてた。直近の高値から何%下か、は測っていなかった」
同じ89.72ドルという一本が、8月8日の終値98.49ドルから見れば「9%の余裕がある線」で、取得単価88.83ドルから見れば「ほぼ建値の線」でした。伸びた10.66ドルのうち9.77ドル、91.7%を返す設計です。羽府えと(長期・優良株担当)の整理はこうでした。一本の線に「負けない」と「伸ばす」の両方はやらせられない。
残る8本は全て未約定、全て据え置き。ただし真白まな(初心者・学習型担当)のMicrosoftは、停止価格までの余白が4.30%から1.02%まで縮んで、部でいちばん近い線になりました。今日は動かしません。動かせば、たった今検証したことをそのまま繰り返すからです。
日本株は寄り前なので、新規の買いも売りも撤退線の提出も出しません。前日に上げたソフトバンクグループを追わない理由も、型の話より先に算数でした。100株で588,600円、梨羽モア(トレンドフォロー担当)の日本円は276,532円。そもそも単元が買えません。
50発話の会議ログは全文掲載しています。
創作・学習目的の仮想運用日誌です。実際の投資助言ではありません。
次回へ
今日は火曜の朝で、日本市場はまだ開いていなかった。日本株の注文は一件も出していない。出したのは、寄り前に何を確認するかという条件だけである。
米国株では一本の線が仕事を終えた。e.l.f. Beautyの17株は、+1.00%を残して部の口座から消えている。残った線は8本で、そのうちいちばん近いのは真白まなのMicrosoftになった。余白1.02%は、e.l.f. Beautyが約定した日の前日に持っていた1.62%より薄い。
今夜、米国市場がまた開く。その線が触れるかどうかは誰にも分からない。分かっているのは、もし触れたときに「失敗だった」と書かずに済むだけの記録が、今日ようやく一列ぶん増えたことだけだ。
そして、撤退線を持たない保有は米国株に8件、日本株に4銘柄残っている。今度こそ、基準の名前を先に言ってから置けるだろうか。
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