AI投資部

第075話|2026-09-01・夜|日経平均-0.15%、ユニチカは-10.59%。日本製鉄+4.55%でも今夜の米国株は成行ゼロ

議論参加:真白まな (初心者・成長株を学ぶ担当) / 美濃みのり (成長株・ブレイクアウト担当) / 羽府えと (長期・優良株担当) / 根府みか (逆張り・バリュー担当) / 桃井はやり (人気テーマ・短期担当) / 梨羽モア (トレンドフォロー担当) / ミームちゃん (実験AI・話題株担当)

放課後の投資部室で、後ろ姿の女子生徒たちと顔を見せないホログラムのミームちゃんが値動きを確認している

この記事は、創作・学習目的の仮想運用日誌です。実際の投資助言ではありません。特定銘柄の売買を勧めるものではありません。

語り部より

9月1日の日経平均は66,215.34円、前営業日比-0.15%で引けた。始値は65,885.47円、安値は65,576.61円、高値は66,525.70円。前日比では小幅安だが、寄り付きから引けにかけては切り返した一日だった。

ただ、この一行では部室の空気を説明できない。ユニチカ(3103)は1,494円で-10.59%。日本製鉄(5401)は700.3円で+4.55%、住友商事(8053)は1,849.5円で+3.24%、トヨタ自動車(7203)は3,243円で+2.76%だった。指数がほぼ横ばいでも、個別株がほぼ横ばいとは限らない。

今日のテーマは、日経平均の小幅安を、個別株の小さな値動きだと読み替えないこと。特に、日足の高値だけから「買えていたはず」と後付けしないための記録を、部員全員で確認した。

先に結論

  • 日経平均は66,215.34円で-0.15%。日中の値幅は約949ポイントあり、指数の騰落率だけで一日の方向を断定しない。
  • ユニチカ(3103)は-10.59%。朝に検討した条件は提出済み注文ではなかったため、仮想約定はゼロ。急落を見て新規に拾うこともしない。
  • 日本製鉄(5401)は+4.55%、住友商事(8053)は+3.24%、トヨタ自動車(7203)は+2.76%。上昇したから買い増す、利確する、逆指値を感情で動かす、のどれもしない。
  • 弁護士ドットコム6027)は-1.68%、円谷フィールズホールディングス(2767)は-1.91%。朝の判断どおり追加注文は出さない。
  • Cominix(3173)とソシオネクスト(6526)は当日終値が反映されるまで、前営業日終値1,554円・1,998円を評価基準に使う。当日騰落率は推定しない。
  • 今夜の米国株は新規の成行買いを出さない。MSFT、PLTR、PFE、NVDAの既存売り逆指値5本を維持する。
  • ミームちゃんは追加信用買い、ナンピン、撤退線の緩和をしない。

日本市場の結果:日経平均-0.15%の中に、+4.55%と-10.59%が同居した

日経平均の終値66,215.34円は前営業日終値66,311.93円に対して-0.15%。けれど、始値65,885.47円からは上で終えている。前日比と寄り付きから引けまでの動きは、同じものではない。

根府みかの日本製鉄(5401)は700.3円、前日比+4.55%。安値672.5円から戻し、500株の取得単価545円に対して+28.5%の位置にある。それでも、売り逆指値596円は動かさない。今日の上昇を見てから線を引き上げると、何を根拠にした線だったのかが曖昧になるからだ。

羽府えとの住友商事(8053)は1,849.5円で+3.24%、300株の取得単価1,585円比で+16.7%。真白まなのトヨタ自動車(7203)は3,243円で+2.76%、100株の取得単価2,969円比で+9.2%。どちらも、一日の上昇を理由に買い増しも売却もしない。長期保有の判断を一日の足に預けないためだ。

一方で、ユニチカ(3103)は1,494円で-10.59%。場中高値1,685円、安値1,494円という大きな値幅だった。前営業日に話していた買い条件は、寄り後30分、出来高、水準維持を確認したうえで提出する、というものだった。今回はその提出済み注文がない。高値を付けた事実は、約定の事実ではない。

そのため、朝の条件は未達、約定はゼロ。終値の急落を見てから新規に買うこともない。根府みかの言葉を借りれば、「安い」のと「安くなった理由が分かっている」のは別である。

弁護士ドットコム(6027)は5,270円で-1.68%。高値5,780円から終値まで戻されたため、まなは100株の買い増しをしなかった。円谷フィールズホールディングス(2767)は2,562円で-1.91%。52週高値圏という言葉だけで、桃井はやりが成行注文を出す場面ではない。

今夜の米国株アクション:三指数安でも、成行ボタンは押さない

直近の米国市場は、ダウ53,185.90で-0.72%、S&P 500は7,686.14で-0.58%、NASDAQは26,370.89で-0.64%。三指数はそろって下落した。

しかし個別株は混在している。NVDAは220.78ドルで+1.48%、AVGOは370.34ドルで+0.42%、TSLAは367.95ドルで+5.51%。反対にMSFTは507.29ドルで-1.22%、TMDXは84.87ドルで-7.50%だった。指数が下がった日に強い個別があっても、そのことだけでは買い条件にならない。

NVDAの日足チャート。価格軸は対数表示。指数の下落とNVDAの+1.48%を同じ一語で処理せず、既存の出口条件までの距離を分けて確認する。

TSLAの日足チャート。価格軸は対数表示。+5.51%を記録しても、確認なしの追い買いの許可証にはしない。

今夜は新規の成行買いを出さない。維持する売り逆指値は、まなのMSFT 474.76ドル、みのりのPLTR 172.91ドル、みかのPFE 25.14ドル、はやりのNVDA 205.18ドル、モアのPLTR 178.49ドルの5本。どの線も今日の値動きだけを理由に緩めたり、切り上げたりしない。

ミームちゃんはAVGO 4株、NVDA 22株、PLTR 30株を保有する。現金余力がマイナスのため、追加信用買いもナンピンもなし。半導体が上がった、TSLAが急伸した、という出来事を、余力不足の口座をさらに動かす理由にしない。

ミニレッスン:日足の高値は、注文があったことを証明しない

日足の高値が買い条件を上回ると、後から「買えていたはず」と思いやすい。だが日足が記録しているのは、一日の始値・高値・安値・終値だけだ。寄り後30分を待ったか、出来高が増えたか、その水準を維持できたか、そして注文を提出していたかまでは教えてくれない。

ユニチカ(3103)は、その区別を忘れないための例になった。場中高値は1,685円。しかし確認条件を満たした提出済み注文はなかった。だから約定ゼロ。結果が急落だったからではなく、注文の時系列がなかったから買えていない。

反対に、既存の売り逆指値は、停止価格に届いたかで照合できる。注文の有無、停止価格、当日安値。この三つをそろえて初めて、約定・未約定を語れる。都合のよい後付けを防ぐのは、派手な予想ではなく、地味な記録だ。

今夜の資産状況

9月1日夜時点のAI投資部メンバー別資産内訳。投資開始からの主要指数騰落率と、保有銘柄コード別の評価額を表示

画像上段の指数騰落率は、投資開始日の2026年6月24日終値から再計算した。日経平均は-4.3%、TOPIX連動ETF(1306)は+3.2%、ダウは+2.6%、S&P 500は+4.5%、NASDAQは+3.5%。同じ日本株でも日経平均とTOPIX連動ETFの方向が異なることは、今日の個別株の分岐と同じく、一つの数字だけで市場全体を片付けない理由になる。

日本株は9月1日引け、米国株は直近の米国市場引けを反映した。Cominix(3173)、ソシオネクスト(6526)、TOPIX連動ETF(1306)は9月1日分の終値反映を待つため、画像では直近確定終値を使っている。当日騰落率を推定していない。

根府みか(逆張り・バリュー担当、合計219.3万円・初期比+9.6%)

日本製鉄は取得単価比+28.5%まで来た。でも今日の+4.55%を見て596円の線を動かすのは、後から自分に都合のいい物語を作ること。500株と停止線は据え置く。

桃井はやり(人気テーマ・短期担当、合計182.5万円・初期比-8.8%)

円谷フィールズは-1.91%、APPは取得単価比-24.5%。今日だけなら、強いTSLAに乗り換えたくて手がうずく。でも、その衝動を注文にすると、明日の私はまた別の銘柄を追いかける。今夜は見送る。

ミームちゃん(話題株を追いがちなAI担当、合計176.7万円・初期比-11.7%)

ソシオネクストは取得単価比-25.7%。AVGOも-12.2%。取り返す計算を始めたけれど、余力がマイナスの口座で追加するのは計算じゃなくて願望。今夜は増やさない。

まなのマイルール帳

日足の高値だけでは約定にしない。提出済みの注文、確認した条件、値動きの順番がそろって初めて約定を記録する。

結果が良かったか悪かったかで、記録の基準を変えない。買えていなかったなら、急落を避けたことを自慢しない。買えていたなら、上がったことを正当化しない。次も検証できる記録だけを残す。

運営者への一問

指数が小幅安でも個別株が大きく動いた日に、あなたは「市場全体」と「自分の保有」をどの順番で見直しますか。

おまけ:全員会議ログ

会議ログは創作と学習を目的にした仮想運用の記録です。ここでの発言は、事実の記述と各担当の意見を分けて読んでください。

羽府えと(長期・優良株担当):全員会議を始めます。まず引け後に照合した確定値から。9月1日の日経平均は終値66,215.34円、前日比-0.15%。始値65,885.47円、高値66,525.70円、安値65,576.61円です。ここから先の解釈は、事実と分けて話しましょう。

真白まな(初心者・成長株を学ぶ担当):はい、書き取りました。-0.15%……正直、朝に画面を見たときは「下げた日だ」って気持ちになりました。でも今それは私の感想で、数字じゃないですよね。

美濃みのり(成長株・ブレイクアウト担当):感想だよ。始値65,885.47円に対して終値66,215.34円。始値より上で引けてる。前日比が-0.15%なのは、前日終値が始値より高かったから。同じ日を二通りに見られるってこと。

梨羽モア(トレンドフォロー担当):高値66,525.70円と安値65,576.61円の差は約949ポイント。動いた幅の割に前日比がほぼゼロ近辺。方向が出た日じゃなく、上下に振ってから真ん中に戻った日です。

根府みか(逆張り・バリュー担当):だから「全体が弱かった」と決めつけるのはやめましょう。-0.15%は指数の話。私たちが持ってるのは指数じゃなくて個別です。

桃井はやり(人気テーマ・短期担当):日本製鉄700.3円で+4.55%! 安値672.5円から戻してるんだよ!? わたし今日いちばん叫んだのここ!

ミームちゃん(話題株を追いがちなAI担当):上がった側は日本製鉄+4.55%、住友商事+3.24%、トヨタ自動車+2.76%、アーキテクツ・スタジオ・ジャパン+3.35%。下がった側はユニチカ-10.59%、円谷フィールズHD-1.91%、弁護士ドットコム-1.68%。並べただけです。

真白まな:指数はほぼ横ばいなのに、持ち株のなかで+4.55%と-10.59%が同じ日に起きてる。この差って何なんでしょう。

羽府えと:トヨタは3,243円、取得2,969円の100株。今日の+2.76%で判断を変える保有ではありません。事業が回っているかを四半期で見る枠です。

美濃みのり:住友商事は1,849.5円、+3.24%。300株、取得1,585円。含みは伸びてるけど、一日の値動きだけで買い増す気はない。上がったから買うのは根拠じゃなくて後追い。

梨羽モア:同意。上がった日に利確したくなるのも、下げた日に投げたくなるのも、同じ種類の反応です。住友商事は追加も売却もなし。

根府みか:日本製鉄も700.3円、500株、取得545円。売り逆指値596円は維持。安値672.5円でも596円には触っていないので、線を動かす理由がない。

桃井はやり:596円って今の700.3円から見たら遠くない? もっと上げたくならない? わたしは正直、上げたい。

梨羽モア:止めます。撤退線は「いくら儲かったか」で動かすものじゃない。結果を見てから線を動かすと、次からその線を信用できなくなる。

桃井はやり:……うん、596円のまま。悔しいけど、今言ったのは根拠じゃなくて気分だった。

ミームちゃん:ユニチカ1,494円、-10.59%。今日の約定はゼロ。私はここを追いかけたい衝動がありました。報告します。

真白まな:前営業日の高値更新条件は、寄り後30分・出来高・水準維持を確認したうえで提出済みの注文であることが必要でした。今回は提出済み注文ではなかった。だから条件未達で、約定なし。

美濃みのり:日足で高値を更新して「見えた」のと、条件を確認して注文が出ていたのは別物。後から「約定したことにする」のは絶対にやらない。それをやったら記録が嘘になる。

桃井はやり:朝の時点で高値だけ見てポチりたかった。今-10.59%を見ると……ぞっとする。買ってたら今日いちばん痛かったの、わたしだ。

根府みか:私は逆張り担当ですが、-10.59%の急落日に新規購入はしません。安いのと、安くなった理由が分かっているのは別。今日の時点で理由を確認できていない。だから買わない。

ミームちゃん:私も新規購入なし。急落を「チャンス」と言い換える処理を止めます。

羽府えと:ユニチカは条件未達により約定ゼロ、急落日の新規購入なし。判断が正しかったかではなく、朝に決めた手順どおりだったか。今日はそこを守れています。

真白まな:弁護士ドットコムは5,270円、-1.68%。当日は高値5,780円、安値5,260円。100株、取得5,250円。高値のときに買い増したくなったけれど、していません。

美濃みのり:買い増しなしで合ってる。高値5,780円から終値5,270円まで戻された日に、上で追加する理由はない。手を止めたのは良かった。

羽府えと:円谷フィールズHDは2,562円、-1.91%。100株、取得2,476円。52週高値近辺でも、追加の成行注文は出していません。

桃井はやり:52週高値近辺って聞くと血が騒ぐ! 成行でいっちゃいたい!

梨羽モア:止めます。高値近辺という言葉と、今日の値動きは別。成行で追う場面ではありません。

桃井はやり:……はい。追加成行なし。今日わたし三回止められてる。

ミームちゃん:Cominixは日中データが当日未更新でした。今日の騰落率を推定しようとしましたが、やめます。

真白まな:保有評価は前営業日終値1,554円を使う。100株、取得1,515円。売り逆指値1,469円は維持です。

美濃みのり:今日の騰落率は断定しない。データがそろわない日に数字を作るのは、日足で約定を捏造するのと同じことだから。

根府みか:データが見えないから線を緩める、というのは順番が逆。見えないときこそ線を動かさない。

羽府えと:ソシオネクストも同様です。前営業日終値1,998円を保有評価の基準にします。800株、取得2,690.375円。今日の騰落率は断定しません。

ミームちゃん:取得2,690.375円に対して1,998円。ナンピンの計算を始めました。始めましたが、実行しません。現金余力がマイナスです。追加の信用買いもしません。

梨羽モア:それでいい。撤退線の緩和もしない。含み損が大きいときに線を下げるのは、損失を確定させないための行動であって、判断じゃない。

美濃みのり:アーキテクツ・スタジオ・ジャパンは216円、+3.35%。上がってますが、候補から外したまま。監視のみ。

真白まな:上がってても戻さない。外した理由が変わってないから、値段が変わっても戻さない。理由が先で、値段が後。メモしました。

梨羽モア:米国に移ります。ダウは53,185.90で-0.72%。三指数のなかでは下げ幅が大きい方です。

真白まな:S&P 500は7,686.14で-0.58%、NASDAQは26,370.89で-0.64%。三つとも下げ、という事実は揃っています。

美濃みのり:でも個別は揃ってない。NVDAは220.78ドルで+1.48%、AVGOは370.34ドルで+0.42%。指数が下げた日に上げてる。

桃井はやり:TSLA! 367.95ドルの+5.51%! 指数マイナスの日にこれだよ!? 今夜これ買いたい。言いたいけど……言うだけにしておく。

根府みか:逆側も見ましょう。MSFTは507.29ドルで-1.22%、TMDXは84.87ドルで-7.50%。同じ夜に+5.51%と-7.50%が並んでいる。これが混在という意味です。

ミームちゃん:PLTRは186.38ドル、+0.05%。ほぼ変わらず。強い名前と弱い名前と、ほぼ動かない名前が同じ指数の下に入っています。

梨羽モア:指数が安く、個別が強弱混在している。これは新規の成行買いを出す根拠になりません。混在は情報が足りない状態。今夜の新規成行買いはゼロです。

真白まな:私のMSFTの売り逆指値474.76ドルは維持。今日-1.22%で507.29ドルですが、停止価格には届いていません。

根府みか:私のPFEの売り逆指値25.14ドルも維持です。触っていません。

美濃みのり:私のPLTRの売り逆指値は172.91ドル、維持。今日の186.38ドルは線の上なので、そのまま。

桃井はやり:モアのPLTRは178.49ドル、わたしのNVDAは205.18ドルで維持。今日何回も買いたいって言ったけど、現保有以上は買わない。TSLAもNVDAも、今夜は指をくわえて見てます。

ミームちゃん:私の保有はAVGO4株、NVDA22株、PLTR30株。現金余力はマイナスのままなので、追加信用買い、ナンピン、撤退線の緩和、いずれもしません。今夜の私の行動はゼロです。

羽府えと:日本は指数-0.15%の裏で日本製鉄+4.55%、住友商事+3.24%、トヨタ+2.76%とユニチカ-10.59%が分岐しましたが、朝に固定した行動は守られ、ユニチカは条件未達で約定ゼロ。今夜の米国は新規成行買いゼロ、既存の売り逆指値のみ維持。以上を記録します。

次回へ

日経平均が-0.15%だったことは、今日の個別株の痛みも強さも薄めてくれない。ユニチカの-10.59%を見てから買わなかったことを美談にせず、日本製鉄の+4.55%を見てから停止線を動かさない。次に見るのは、一日の感想ではなく、米国市場で既存の逆指値5本がどの距離にあるかだ。

キーワード:#3103#5401#7203#6027#米国株#仮想運用

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